4月4日 血液検査
眠れるようになり、大底からは脱したとはいえ、状況は一進一退といったところ。うつ病の薬は効果が出るまで時間がかかると言います。
最初にうつ病のお薬を飲んだのが3月28日。今日でやっと1週間。効果が出てくるまで、まだまだ時間が必要です。
この日は血液検査のためお医者さんに行きます。お風呂に入り、身だしなみを整えてからのお出かけです。
特にお医者さんとの面談などはないので、すぐ終わります。近くでお昼ごはんを食べ、いい陽気だったのでのんびりとお散歩をします。まだ桜が残っており、とてもきれいです。
その時々の気持ちを記録しておいたほうがいいかなと考え、スーザンのiPhoneからEvernoteに投稿できるように設定してあげました。投稿を見ると「死にたい」というものが結構あります。私が仕事で出かけている時間帯や、私が先に眠り、スーザンが起きているときなどにそういう投稿をしているようです。私がいないと不安になるんですね。
ひとりになるといろいろと考えてしまうようです。お部屋の片付けをしたり、ビーズで手芸をしたりと、気を紛らわせようとはしているようですが、スーザンは根が真面目な性格ですから、ついつい本腰を入れて取り組んでしまい、疲れてしまい、かえって逆効果になることもあるようです。
思えばこの真面目な性格が、今回の病気の呼び水になっているような気がします。仕事への取り組みもそうです。以前から症状は出ていたのかもしれないのに、無理して働き、そして破綻し、そして破綻したことで余計に気を病み、自分を追い詰めるという悪循環に陥っている。
また、昨年には流産をしていました。楽しみにしていた赤ちゃん。エコーの映像、エコーの写真に写っていた生命。義理の両親も喜んでいました。その両親に対する申し訳ないという気持ち。流産はスーザンのせいではなく、ある意味、タイミングであるとか、運とかに左右されてしまうものだと思うのですが、真面目な性格と、弱っている精神面がそういう「自分が悪い」という思い込みになってしまうのでしょう。
そういういろいろなものがこのタイミングで一気に吹き出し、スーザンの心を痛めつけているような気がします。如何に自分がいい加減な人間で、よく物事を考えていないかもよくわかります。
「ごめんね」
調子が良い時、スーザンはしきりに私に謝ってきます。君は何も悪くないんだよ。今はゆっくり休もうね。