ブログは自己顕示欲

鬱になった妻(スーザン)の記録をしていくブログです。

4月11日 何もしない一日

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 今日は何もしない日と決めています。今まで私が休みとなると、散歩に行ったり、お出かけしたり、妹と会ったり、何かしらをしていました。今日は何もしないで、ひたすら休みます。
 朝、起きてご飯を食べ、のんびりと休みます。テレビを見たり、おしゃべりしたり。そのうちに頼んでいて事務椅子が届いたので、私は椅子を組み立てます。スーザンは相変わらずのんびり。
 そうこうしているとお昼になり、お昼ごはんを食べます。朝はコンビニのサンドイッチ、昼はお弁当。さっと買ってきて、二人で食べます。
 その後もひたすらのんびり。ゆっくり休みます。スーザンも念のため睡眠薬を飲んで寝ます。夕方目覚めたスーザンはとても安らかな表情でした。やはり疲れがたまっていたのでしょう。その疲れがとれ、凄く体調も良さそうです。
 「お野菜が食べたいな。くたくたになったキャベツが食べたい」
 と言うので、スーパーに買い物に行きます。キャベツとじゃがいも、玉ねぎとセロリ、そしてソーセージを買ってポトフを作ります。コンソメで野菜やソーセージをただ煮ればいいのですから、実に簡単です。
 「美味しいね」
 とてもやわらかい、いい表情をします。
 「今日は何だか凄く幸せ。やっぱり休むって大事なんだね」
 本当にそう思います。休まないと病気は治らない。休養あっての治療なのだと思います。
 「今日もありがとう。寝るね」
 再び睡眠薬を飲み、寝ます。実に穏やかな一日で、幸せな一日でした。今日は何もしていません。でも、何もしていない一日だからこそ、こうしてスーザンと寄り添うことができます。
 歩き続けていては寄り添うこともできない。歩みを止め、立ち止まることも大切なんでしょう。
 スーザンがうつ病になって以来、最も穏やかな一日は何もしないことから生まれました。平穏は動き続けることでは生まれないのかも知れません。