ブログは自己顕示欲

鬱になった妻(スーザン)の記録をしていくブログです。

4月17日 便りがないのは良い知らせ

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 今日もゆっくりと朝を迎えます。穏やかな一日のはじまり。静かに目を覚まし、体を起こします。今までの日々はなんだったんでしょう。車に喩えると、急発進・急加速の状態でした。
 朝! 起きる! ご飯! 休憩! お茶!
 そんな感じで、ひとつひとつの出来事を衝動的にこなすような感じでした。まるで誰かに追い立てられるように。それがゆるやかな始動、穏やかな加速とブレーキ、静かな停止と、滑らかな車の挙動へと変わりました。
 運転手は同じスーザン。けれど、運転の仕方ひとつでこうも変わるのです。先日の通院、先日からのお薬の効果、あるいはスーザンの気持ちの整理のおかげなのか、目覚ましい変化です。
 この恩恵を最も受けているのは私かもしれません。おかげで朝もゆっくり眠れます。急に起こされることもありません。気分の変化によって自殺衝動をほのめかしたり、自傷行為に走ることもありませんから、心配の種も減りました。今は本当に安心です。
 ご飯を食べて出勤します。出勤後もEvernoteなどを確認しますが、特に投稿がありません。以前は落ち着かない気持ちの変化などが記録されていましたが、最近は投稿そのものがない。
 便りがないのは良い知らせと言いますが、正にそういう感じでした。投稿がないということは、落ち着いているんだなあと。
 仕事を終え、スーザンに電話します。今日も妹などと連絡を取り合っていたようです。うつ病になって以来、家族や友達とより密接に連絡を取り合っています。家族・友達のありがたみがよくわかります。一緒に泣き、笑い、喜んでくれる人間の存在は重要です。
 もちろん私もそういう人間でありたい。誰よりもスーザンの気持ちを分かち合える存在でありたい。そう思って毎日を生きています。
 明日は紹介を受けた病院に行きます。場合によっては入院するかもしれません。新たな変化があるかも知れません。スーザンも少し緊張しています。ドキドキしています。
 ここまで適切な治療を施している先生のこと、入院も間違った選択ではないと確信しているものの、しかしそれでも合う・合わないはあるもので、スーザンにとって入院がベストの選択であるかどうかの保証は私にもできません。
 しかしそれでも入院がベターであるとは感じています。より安全に、より高いレベルでの回復を企図するには、入院しかないと。
 明日、それにひとつの答えが出ます。スーザンの為の選択、スーザンの為の答えが出ますように。