5月29日 不調の波
以前と比べて、スーザンの調子は安定しています。調子が良い時というのは以前から変わりがないのですが、違いが出るのは不調の時。それこそ自殺するかどうかというところまで追い込まれてしまいます。
安定していると思うのは、不調の時の落ち込み方が小さく、そして好調である時間が多くなっているから。調子の下限が上がっています。そのことで調子の変化が緩やかになり、起伏がないからこそ日々の暮らしが安定し、落ち着きをもたらしているのだと思います。
とは言っても調子というのは、あくまで波のようなもの。悪い時はあります。今日はまさしくそういう日。仕事を終え、家に帰るとスーザンの顔色が良くありません。
掃除をしたり、荷物の整理をしたり。家の細々としたことを今日は一日かけて取り組んでくれたようです。昼寝もせずに作業に集中してしまったせいか、スーザンは疲れきっているようでした。
この疲労が曲者。疲れたときは総じて調子が悪くなるもの。まして疲れきってしまうと、なかなか眠れなくなってしまう。睡眠というのは疲れをとるものなのですが、本当に疲れきってしまうと眠れなくなってしまうのです。お医者さんが「とにかく休んでください」というわけです。
依然としてスーザンの生真面目な性格が裏目に出ることがあるようで、何かに頑張り過ぎてしまうと、その反動が出てしまいます。
最近は一錠で済んでいた睡眠薬ですが、さすがに今日はそれでは眠れないようで、追加でもう一錠飲み、やっとのことで入眠します。寝るためにも体力が必要というのは、健康な状態ではなかなかわからないものです。
疲れきってはいけない。体力を使いきってはいけない。休むのにも、自分を癒やすのにも最低限の体力が必要であるということがスーザンを見ているとよくわかります。程々の加減が何事も肝要で、そして一番難しいことなのですね。