ブログは自己顕示欲

鬱になった妻(スーザン)の記録をしていくブログです。

5月8日 凝り性

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 スーザンの病状は一進一退といったところでしょうか。表面上は大きな変化を感じられません。良くなっているとも、悪くなっているとも。
 ただ、内面的には薬が効いているのでしょう。いろいろな夢を見るといいます。また、過去の話をいろいろとしてきます。つらいことを思い出すこともあるようです。今回の病気に至った様々な情報を、脳が整理しているのかもしれません。病状が前に進みだす踊り場のようなところに来ているのかもしれません。
 そのために、瞬間的に悪い状態になることがあります。実際に行動に移すことはないものの、「死にたい」と漏らすことがまた増えてきました。以前より安定しているので、一応は安心して見ていますが、やはり心配ではあります。死なれてはなんにもなりませんので。
 ビーズ手芸やコラージュ、お部屋のお掃除などを私が仕事などで外出しているときはしているようです。真面目なスーザンのこと、どれも取り組み方が真面目です。徹底的といえば徹底的。
 仕事でもそうだったのでしょう。そしてそれが病む理由となったのでしょう。スーザンの趣味への取り組み方を見ていると、仕事でもそうだったのだろうなと思います。細部まできちんと仕上げる。他の従業員のことまで考えて。そんな様子がうかがえます。
 そういう思いを受け入れられれば、次への活力となり、元気となるのでしょうが、それが否定されると落ち込む原因となり、やる気の喪失につながるのでしょう。そういう繰り返しが仕事場でのスーザンを追い込んだのと推測しています。
 もちろん病んだ理由はひとつではなく、仕事だけが原因ではありません。授かった子どもが流産してしまったことはスーザンにとって大きな傷跡となっていますし、仕事がそれかと問われれば、それはかなり微妙な話です。
 とはいえ、いろいろな要因が合い重なって、今こういう状況が生まれています。スーザンには「休め」としか言いようがないですし、本人も休養の重要性をわかっているつもりなのでしょうが、しかしそれでもただ休むのが難しい。何かしてしまう。
 病気になってから、ただ横になる、そして横になっていたら眠っていたということがなくなったとスーザンは言っていました。不眠というのもなかなかつらいものです。実際、睡眠薬の助けを借りているのが現実です。
 あまり疲れず、気軽に取り組めるいい趣味はないものでしょうか。